石垣島にある野底岳(野底マーペー)ってご存知でしょうか?そもそも「なんて読むんだ?」と思った方もいるかと思いますが、こちら“のそこだけ”と読むんです。
野底岳という山は、贅沢にも石垣島の海も山も全て一望できてしまう絶景スポットのひとつです。
また、ここにはある悲恋の伝説(野底マーペーと呼ばれるようになった理由)があるともいわれています…
というわけで!
本日は「石垣島の野底岳」の魅力をたっぷりご紹介していきますので、ぜひ楽しんでご覧ください~!
石垣島の野底岳(野底マーペー)ってどんな所?
野底岳(のそこだけ)は、標高282mの石垣島で2番目に高い山です。ちなみに1番は於茂登岳。泡盛の銘柄にもなってて、沖縄県で一番高い。
標高282mと聞くと、「低いし大したことないのでは?」と思うかもしれませんが、頂上に登ると石垣島の豊かな海や自然を360度の大パノラマで望むことができる絶景スポットなんです。
ちなみに各スポットからのアクセスは以下の通りです。
・石垣島中心部から→車で約45分
・石垣港離島ターミナルから→車で約40分
・石垣島空港から→車で約30分
いかがでしょうか?石垣島を訪れた際には、ぜひ野底岳に登って絶景と共に素敵な1枚をパシャリとしてみてくださいね。
ちなみに、登山と聞いて「めんどくさい…」と思った方〜!はい、自分も仲間です(笑)
トレッキングコースは1時間かけてじっくり登るコースと、8分目まで車で行って10分で登れてしまうコースと、2通りあるので安心なんですよ♪
石垣島の野底岳(野底マーペー)の伝説「ヌスクマーペー」とは?
野底岳は別名「野底マーペー」や「マーペー」などとも呼ばれています。その背景には「ヌスクマーペー」という悲しき恋にまつわる伝説が関係しています。
そのヌスクマーペーの概要が以下になります。
はるか昔、琉球王国時代の当時、恋仲にあった黒島宮里村のカニムイ(男性)とマーペー(女性)でしたが、「道切りの法」という制度によって野底村へ強制移住を強いられたマーペー。
引き離されてしまった2人でしたが、カニムイへの思いを断ち切ることができず、マーペーは毎日泣き悶えていたそうです。
そんな日々の中で、カニムイがいるふる里(黒島宮里村)をひと目見ようと近くにあった高い山(野底岳)に登ってみたものの、オモト山が遮り見ることができず、その後も毎日のように嘆き続けたマーペーは、祈る姿のまま頂上で石になってしまったのだそう。
悲しき恋の伝説ですね…
そんなマーペーを哀れんだ石垣島の人々は、野底岳のことを野底マーペーと呼ぶようになったんだそうですよ。
石垣島の野底岳(野底マーペー)がオススメの理由!
1.頂上でしか味わえない石垣島の眺望が絶景すぎるから
石垣島の魅力は豊かな自然にありますが、その魅力は海だけではありません。
近くで青い海を眺めたりアクティビティを楽しむのももちろん最高なんですが、数々の美しい自然を離れた所から一望できるなんて贅沢すぎると思いませんか?写真や動画で見るのとは全く異なる空気感をぜひ肌で感じてみてください。
近くで見るのとはまた違った雰囲気の石垣島に心奪われること間違いなしですよ!
2.道中で出会う自然が心を癒してくれるから
当然のことながら頂上の景色は最高なのですが、そこに向かう道中にもおすすめポイントがあるんです。
それは、石垣島だからこそ出会える生き物や、鳥のさえずり、落ち葉を踏みしめて歩く感触、澄んだ空気など「自然の力」を感じられる点です。
日々忙しく過ごしていると、ついつい自分を癒してあげることを忘れがち。自然は人工的な物では決して感じることができない特別な癒しを与えてくれるはずです。
ぜひ、重い腰を(笑)あげて、野底岳登山にトライしてみましょう!
3.恋愛成就スポットといわれているから
前半でお話しした通り、悲恋の伝説があった野底岳ですが、現在では恋愛成就のスポットとして人気を集めているんです。
好きな人と行ってもよし、好きな人を想って行くもよし、ぜひ大切な誰かを想いながら野底岳に登ってみてくださいね。
石垣島の野底岳(野底マーペー):安全な登山のために絶対気をつけて欲しいこと
基本的には、標高も低く整備もされている野底岳ですが、山に登るということに変わりはありません。
安易な考えで、軽装であったり備えなしの状態で登山するというのは、とても危険な行為です。実際、石垣島は低い山しかないにも関わらず、遭難事故がとても多いのだそう。油断は大敵ということですね!
せっかく野底岳に行くなら安全安心で帰ってきて欲しいと思いますので、以下のような点に気をつけてください。
・草木が生い茂る場所を通るため必ず長袖長ズボンで肌を守る
・ぬかるんだ道や傾斜のきつい箇所もあるため運動靴を履く(サンダルは論外)
・携帯電話、飲み物、軽食、昼間でもライト、雨具は必須
・万が一に備えてスマホに山地図アプリを入れモバイルバッテリーも持参する
・もし道が分からなくなってしまった場合には焦らず、携帯電話の電波が繋がる場所を探し待機する
石垣島の野底岳(野底マーペー):まとめ
いかがでしたか?石垣島の野底岳には、言葉だけでは伝わりきらない程の魅力がたくさんあります。
海だけではない石垣島のおすすめスポットは他にまだいくつもあります!過去の記事に多数掲載していますので、そちらもご覧になっていただければとても嬉しいです。
それでは、また~☆