こんにちは、ゆんたろーです。
最近めっきり寒いですよね。ちゃんとヌクヌクして寝ているのに寒さを感じます。
さて、ちょっと前に野底岳という山に登ってきました。野底マーペーとも呼ばれるんですが、旅行誌などにはあまり取り上げられず、そんなに良いことも書いてません。※2022年現在、めちゃ有名になりました!
しかし!石垣島をグルっと見渡せるパノラマビュー…絶景じゃないわけがない!ってことで、野底マーペーがどんだけすごい場所か、自分の目で見てきましたよ!
石垣島の野底マーペーの伝説ってどんな伝説…?
野底岳は島の北西部に位置する、標高282メートルの山です。
この場所には昔から伝わるマーペー伝説が残っています。
野底マーペーの伝説
もうね、これ聞いた時オンオン泣いた。
昔、琉球王府が「道切りの法」という制度を使い、野底地区に黒島の半分の人を強制移住させました。
マーペーにはカニムイという恋人がいたのですが、命令によりカニムイは黒島に残り、二人は離れ離れに…
マーペーは毎日カニムイの事を想い泣いていました。しかし、どうしても忘れられず、せめてカニムイが住む黒島を見たいと思い野底岳に登りました。
しかし沖縄県で一番高い於茂登(おもと)岳が立ちはだかり黒島が見えません。幾日もマーペーは大声で泣きました。そのままマーペーは祈るような姿で冷たい石になっていたと言うことです。
以来この山を野底マーペーと呼ぶことになりました・・。
…悲しすぎる。
マーペー伝説の歌もある
こちらの歌は石垣出身のシンガーソングライター、前花雄介さんがマーペーについて歌っています。
八重山民謡である「つぃんだら節」をアレンジされているとのことです。
こういう伝説や歌を知って登ると、また見方が変わりますよね。
石垣島の野底マーペー:東側のルートは8合目スタート
ここがスタート地点。左のくぼみのようなスペースに駐車をします。
いやー、晴れてて気持ちいいですね!
僕のような人間には8合目スタートが良いと教えてもらったので、素直に従おうかと思った次第です。
8合目、登山道入口の看板。
この看板の横にある登山道から登ります。雨が降った翌日なんかは、結構ぬかるんでいると思いますから注意してください。
どんどん進んでいきますよー。結構坂道も急なので倒れないように注意が必要です。「山水会」が設置してくださっているロープをたぐりながら登っていきます。
野底マーペーには色々な生き物がいる
山の中なのでたくさんの生き物に出会えます。一番印象的だったのがこの子。
この場で20枚くらい写真を撮りました。(撮りすぎ!)
なぜが背景が黒くなった。なぜだ。
さ、トカゲ君ははほどほどに、行きましょう。
石垣島野底マーペー:最後は頑張れ!
ある程度進むとこんな看板が出てきます。ここまでくればもうちょい!6分ってこっそり書いてるけど、ここで、だいたい15分位かなぁ。
さらに5分くらい進むと、もう道が道ではなくなります。「え、ここ進むん?」っていうくらいの草。
だけど頑張って進もう!ここを超えたら、ここを超えたら…!
断言する。野底マーペーは石垣島で一番のパノラマビュー!
草草ロードを超えると…着きました!「もう無理…早く座りたい」パワーで乗り切りました。
先ほどのマーペー伝説が記された看板があったり、登頂記念碑があったりします。小学生でも登ってるんやなぁ…と感心。
この景色。
風がめっちゃ気持ちいいんです!
写真だけじゃこのパノラマ感が伝わらないのが悔しい!360度ですよ、360度!
空気も澄んでいて、遠くまで見渡せます。足元は岩しかないから気を付けて。
あ、於茂登岳とるの忘れた。
高台にあるカフェなども、もちろん絶景なんですけど、360度パノラマビューは絶対後悔しない!石垣島に来たら絶対スケジュールに入れて欲しいです。
必携アイテムはこちら
僕は登山経験などないのですが、少しは体力が必要だなと感じました。
- 水分
- 長袖
- 長ズボン
- タオル
- スニーカー(サンダルは危ないよ)
- モバイルバッテリーや軽食
この辺りは必携アイテム。
登頂の途中、地元のおばぁ?とすれ違ったので、ご年配の方でも山登りに慣れていれば登れるんじゃないかなと思います。
いやー、登ったときの気持ちよさったら、ない。絶対に味わって欲しい。
あ、最後にですね、めっちゃいい写真があるんですよ。
本日のベストショット
野底マーペー
住所:沖縄県石垣市野底
営業時間:常に開放
料金:無料
駐車場:なし(路肩に駐車)