こんにちは、ゆんたろーです。
石垣島に来て間もないころ、牛乳パックをボーっと眺めていると、ふとあることに気が付きました。
946ml…!?
「…54mlはどこいったんや!」
ということで、なぜ中途半端な946mlなのか?調べてみることにしました。
・沖縄の牛乳はなんで946mlなのか?
・牛乳の以外の紙パック商品は?
沖縄県(石垣島も)の紙パックは946ml
この946mlという中途半端な内容量、どうやら沖縄のみらしいです。
あれれ?54ml少ない…なんか損した気分だなぁ!って考えちゃいますが、国内の大手メーカー(明治や森永)の商品も946mlで販売しています。
もちろん1000mlの商品もありますが、大半は946mlです。
牛乳以外の紙パックはどうなの??
さんぴん茶
ゲンキクール
森永のココア
アイスコーヒー
レモンティー
花笠食堂アイスティー
などなど…
ほとんどの商品で946mlもしくは473mlとなっております!
沖縄の946mlはアメリカ統治時代の名残り
2022年5月で沖縄が本土復帰50年となりますが、沖縄がアメリカの統治下にあったのはご存知ですよね。戦後27年間もアメリカの統治下にありました。もちろん石垣島も例外ではありません。
ポイントはアメリカはガロンを使用しているということ。
沖縄返還の約2年前に、初めて牛乳工場が作られたらしいのですが、アメリカの機械やパッケージをそのまま使用していたとのこと。
ですので日本の1000mlに合わせるのなら、「数字が近いクオーターガロン(946ml)にしよう」ということで946mlになったそうです。
500mlのパックも473ml
数字の話になりますが、下を見てください。
- アメリカの1ガロン=3.784リットル
- その4分の1のクオーターガロン=946ml
- さらに8分の1はパイント=473ml
ふむふむ、これで納得。コンビニなどでも売っている500ml紙パックも473mlなんですよね〜。
少しでも輸送費を削減するために
沖縄の森永乳業は「1リットルに直さないのですか?」という質問に対し
「離島に送る輸送費を少しでも軽減するため、現在もそのままの単位でパッケージしています」
と、回答されているようですね。
実際に損しているとか思わないし、不便と感じたこともありません。
逆に沖縄の歴史を学べる、良いきっかけになるんじゃないかなって思います。こうした「名残り」は探せばまだまだありそうですね!
ではでは、今日はこの辺でっ!